ChatGPT無料版を更に便利に使えるChatGPT Plus(有料プラン)。

有料のChatGPT Plusとは、どのようなメリットがあるのか、リリース開始日から使い込んできたAIのプロが詳しく解説します。

ChatGPT Plus(有料プラン)の導入メリットとは?

ChatGPTの無料版利用者は増えていますが、有料版のChatGPT Plusを利用している人は意外と少ないもの。

ビジネスでも副業でも、生産性を最大化し働き方を激変させるChatGPT Plusが役立つことはまだまだ日本で浸透していないようです。では、ChatGPT Plusを使うメリットは一体何なのか、無料版との違いと併せてみていきましょう。

ChatGPT Plus(有料プラン)と無料版の機能比較

初めにChatGPT Plusと無料版との違いを見ていきましょう。無料版では多くの機能が制限されているのが現状で、有料プランでは様々なメリットがあるんです。

GPT Store(GPTs)を利用できる

ChatGPT PlusにはGPT Store(GPTs)が利用できるという大きなメリットがあります。僕はこのメリット一つだけでも、有料版を利用するだけの価値があると思うんです。

GPTsとは、あらかじめプロンプトが設定された状態で、手軽にChatGPTを利用できるアプリのようなもの。

例えば文章を要約するプロンプトをよく使うなら、GPTsに要約する手順や制約事項などのプロンプトを設定しておくと、あとは要約したい文章をChatGPTに送るだけで要約してくれます。毎回細かいプロンプトを指示する必要がなくなるだけでも、とても便利だと思いませんか?

また、世界中で公開されている膨大な数のGPTsの中から、あなたに最適なGPTを見つけて自由に使えるんです。文章生成、データ分析、プログラミングなど、様々なジャンルのGPTsをプロンプトからワンクリックで呼び出せますから便利ですよね。

最新の機能を利用できる

ChatGPTの有料プランが提供されてわずか一年程の間にも、音声対話やWebブラウジング、画像生成など、AI利用に大きな変化をもたらしてくれた最新機能が続々追加されていますからね。

GPT最新モデルによる高性能なChatGPTを利用できる

無料版は古いGPTモデルを使っているため、常に最新のAIモデルが搭載されているChatGPT Plusとの性能差は決して小さくないんです。文章の質、指示に対する理解力、実用性、あらゆる面で有料版と無料版の性能には差があります。

トークン数(文字数)の制限が緩い

無料版では文字数制限が厳しく、長文を生成することが難しいのが現状。でも有料版ならその制限が文字数ベースでは10倍以上にまで拡張されます。

トークン数の制限が格段に緩くなるので、論文やレポート、書籍の執筆などでも余裕で書けてしまいますね。

有料プランには利用回数制限がある

無料版は無制限に使える一方で、有料版は3時間で50回という利用回数制限があります。これは唯一有料プランに入ることで引っかかるデメリットかもしれません。

でも、時間が経過するとすぐに利用を再開できますし、50回という利用回数制限に頻繁に引っかかるようなヘビーユーザーは少ないと考えられます。むしろ回数制限があることで、無秩序な利用を防げてChatGPTを快適に使えるというメリットがあるとも言えますね。

ChatGPT Plus(有料プラン)は何に役立つ?

さて、メリットが多いChatGPT Plusですが、有料プランに入るとどんな場面で役立つのでしょうか。ここではChatGPT Plusの活用方法をご紹介していきます。

簡単なプロンプトによる画像生成

「猫がケーキを食べている写真を作って」というプロンプトを入力するだけで、驚くほど高画質な画像を生成できるChatGPT Plus。お絵描き初心者の僕でもすばらしい画像が簡単に生成できるんです!

アスペクト比を指定すると正方形でも、縦長、横長の画像でも生成が可能。写真のようなリアルな画像やイラストタッチの画像など、画風の指定も簡単です。

ビジネスシーンでもSNS用のアイコンを生成したり、ブログ用のアイキャッチ画像を生成したりと、画像生成機能は幅広く活用できる機能ですね。

Webブラウジングによる最新情報の活用

ChatGPTをはじめとする様々な生成系AIには、学習データ以降の情報を取り扱えない点がネックになることがあります。でも、ChatGPT Plusはブラウジング機能を使えるため最新のWeb情報を参照できるんですよ。

過去の学習済みデータだけに頼るのではなく、リアルタイムのデータを元に回答が生成されるのは、有料プランの大きなメリットではないでしょうか。

GPTsによるプロンプト簡略化

GPTsを利用すれば、複雑なプロンプトを毎回指定する必要がなくなります。

例えば「この文章のトーンで、このキーワードをテーマにして、文章を生成してください」という簡単なプロンプトで、すぐに高度な文章生成が可能になるんです。これはGPTsに設定済みのプロンプト内で詳細な指定をおこなっておけば、毎回勝手に反映してくれるからです。

もし自分ではプロンプトの書き方が分からなくても、公開されているGPTsを検索して自由に使えるため、生成AIを上手く活用できていない人にとっても嬉しい機能ではないでしょうか。

APIの利用

有料プランではOpenAI APIの利用も可能です。APIに接続すれば、独自のWebアプリケーションやソフトウェアにChatGPT Plusの機能を組み込むことができますし、GPTsの開発にも活用できます。

もしAI開発に取り組みたい場合はぜひChatGPT Plusを使ってみてくださいね。

ChatGPT Plus(有料プラン)が要る人と不要な人

ChatGPT Plusが必要かどうかは、人それぞれ。今後もそれほどAIを使い込む必要が無い人なら無料版で十分かもしれません。

でも、以下のような人は有料プランの検討をオススメします。

  • ビジネスで本格的に活用したい人
  • GPTsなど拡張機能を使いたい人
  • 長文の書類作成や画像生成に利用したい人
  • APIを使ってカスタマイズしたい人
  • AIスキルを高めて二極化する人材価値を高めたい人

月額20ドルだけとは言え、毎月の費用は気になりますし、使わない人にとっては負担になりますので、利用目的に合わせて選んでみてくださいね。

ChatGPT Plus(有料プラン)のまとめ

ChatGPT Plusの導入メリットについてご紹介しました。無料版ではできないたくさんの機能が有料プランで使えるのは、生成系AIに興味がある人にとっては魅力があるのではないでしょうか。

ChatGPT PlusにはGPTs、画像生成、APIなど有料でも利用する価値がある機能が満載。副業や会社でAIを本格活用したい人は、ぜひChatGPT Plusを検討してみましょう。一歩進んだAIの世界がそこに待っているのは間違いありません。