生成AIを使った出版が人気になったことで、ジワジワと需要が増えているのがAI絵本の作成・出版。

専門的なAIを使えばもちろん絵本を作れますが、実はChatGPTだけでも絵本を作れることは意外と知られていません。この記事ではChatGPTだけで絵本を作る方法を公開します。

AIで絵本を収益化できるのか?

近年、AIの技術が急速に進歩し、今やAIを使った絵本作りが現実のものとなっています。

中でも注目を集めているのが、OpenAIが開発した自然言語処理モデル「ChatGPT」を使った絵本作り。

実は、ChatGPTを上手に活用すれば、誰でも簡単に絵本を作ることができるんですよ。

でも、多くの人は難しいAIツールを組み合わせていて、ChatGPTを使うとしてもストーリーとしてテキスト生成しているだけ。

ChatGPTだけで絵本を作れたら、このほうが手軽ですよね。

そして、作った絵本をAmazonのKindleで出版・販売することで、収益化も可能なんです。

AIで作った絵本で収益を上げている人は、僕も含めて実際に存在していますからね。

子供向けの教育やエンターテイメントとして、絵本の需要は今後も高まっていくと予想されるので、これからAIで絵本を作って収益化を目指す人がどんどん増えていくかもしれませんね。

ChatGPTだけでも絵本作成は可能

ChatGPTは、ユーザーとの対話を通じて文章を生成する高度な言語モデルです。

このChatGPT Plus(有料プラン)を使えば、絵本のストーリーやキャラクター設定など、絵本の土台となる要素を手軽に作り出せます。

プロンプトに絵本のジャンルやターゲット年齢などの条件を指定すれば、それに合ったアイデアや文章を生成してくれるんです。

ChatGPTが生成した文章をベースに、自分で手を加えて絵本を完成させることができます。

絵本作りが初めての人でも、ChatGPTを活用すればアイデア出しや文章作成の難しさを大幅に軽減できるでしょう。

言葉選びのセンスがあまり自信がない人も、ChatGPTが生成する自然な文章を参考にすれば、クオリティの高い絵本が作れるかもしれません。

そして、ChatGPTの画像生成機能を使うと、絵本の絵そのものだって、ChatGPTで完成させられるんです。

AmazonのKindleでAI絵本を出版可能

ChatGPTを使って絵本を作ったら、AmazonのKindleで出版もできます。

Kindleは無料で電子書籍を手軽に出版・販売できるプラットフォームとして、世界中の作家に愛用されています。

AI絵本もKindleにアップロードすれば、Amazonというビッグプラットフォームのマーケットに商品を並べられるんです。

Kindleでの出版に際しては、表紙デザインや価格設定など、自分である程度自由にカスタマイズが可能。

Kindleの自己出版機能はとてもユーザーフレンドリーに作られているので、初心者でも戸惑うことは少ないはずです。

世界中のKindleユーザーに自分の絵本を読んでもらえるチャンスが広がるのは、AI絵本クリエイターにとって嬉しいことですよね。

AI絵本を作る一般的な方法とは?

ChatGPTを使ってAI絵本を作るための一般的な手順は、次のようになります。

  1. ChatGPTのプラットフォームにアクセスし、APIを使える環境を整える
  2. 絵本のジャンルや対象年齢、ページ数などの条件をChatGPTに指定する
  3. ChatGPTが生成したストーリーやキャラクター設定をもとに、絵本の土台を作る
  4. 絵本の挿絵を画像生成AIツールと連携または自分で用意し、ChatGPTの生成した文章と合わせる
  5. 完成した絵本のデータをKindleの指定フォーマットに変換する
  6. Kindleにアップロードし、価格や説明文などの設定を行って出版する

ポイントは、ChatGPTにどのような指示を出すかです。

より具体的で適切な条件を指定できれば、狙い通りの絵本に仕上げやすくなります。

例えば、「3歳児向けの動物がテーマの心温まる絵本を、12ページの分量で」といった感じで、できるだけ詳細にリクエストを出すのがコツですね。

しかし、このような方法で絵本を作る場合、ChatGPTのAPIを連携する別の画像生成AIの知識や利用料が必要になってしまいます。

そこで、ChatGPTのGPTsを利用して、他のAIツールを組み合わせなくても良い方法をご紹介しますね。

絵本を作るChatGPTのGPTsアプリを大公開!

実は今、絵本作りに特化したChatGPTのGPTsアプリを僕が公開しているんです。

このGPTsアプリを使えば、ChatGPTプロンプトの知識がなくても、誰でも簡単にAI絵本を作れるようになります。

難しいプロンプト無しで絵本作成できるGPTs

僕が開発したChatGPTのGPTsアプリ「子供向け絵本クリエイター」。

このGPTsでは、作りたい絵本のテーマを入力するだけで、後はChatGPTが絵本のアイデア出しからストーリー作成、絵本の画像生成まで順番に進めてくれるのでとても簡単。

ユーザーはテーマを指定した後は、案から選んだり、次へ進むように指示したり、修正依頼するだけで、最終的に絵本で使う画像とテキストをすべてChatGPTだけで生成できてしまします。

AI絵本の作り方

実際にこのGPTsを使ったAI絵本の作り方を見ていきましょう。

尚、ChatGPTが途中で止まった時は「続けてください」や「次へ」といった指示をおこなえば絵本作成を続けてくれます。

STEP1
テーマを指定する

テーマを指定すると、GPTsは10個の絵本アイデアを提示してくれます。今回は「冒険」をテーマにしてChatGPTからアイデアを出してもらいました。

STEP2
1から10のアイデアから一つ選択し、番号を入力する

ここでは「8」とだけ入力してみました。そうすると、ChatGPTが8のアイデア「冒険島の秘宝」の絵本のストーリーを作ってくれました。ここまでで絵本の20ページ目までのストーリーが完成します。

子供向け絵本のため、テキストは平仮名で出力するように設定しています。

STEP3
1ページ目の絵から順番に生成する

ストーリーの作成が終わると、そのまま続けて絵の作成が始まります。絵本のテイストを変えたい場合はそのように依頼してみましょう。ここでは「ファンタジー風の絵に変更してください」と指示を出しています。

STEP4
最終ページまで作成し、表紙の生成まで進める

2ページ目以降は「次へ」と指示するだけで順番に生成してくれます。最終ページの次は表紙を勝手に生成してくれるようにGPTsを設計しています。

STEP5
Wordファイルに画像とストーリーテキストを貼り付けてKindleで出版する

AI絵本の素材はすべて生成されました。後はAmazonのKindleへ出版するデータを作りましょう。最も手軽な方法はWordファイルに素材を貼り付けて、そのままKindleで出版する方法。電子書籍データの作り方に慣れている人はより詳細な設定を行なって出版してもOKです。

たったこれだけでChatGPTで絵本を作成できるだけでなく、Kindleに出版することもできるんです。

意外と簡単ではないでしょうか?ぜひ実際に使ってみてくださいね。

ChatGPTで絵本を作る方法まとめ

ChatGPTを活用すれば、誰でも手軽に絵本が作れる時代になりました。

自然言語処理の技術を使って、ストーリーやキャラクターをサクッと生成できるので、アイデア出しや文章作成のハードルが大幅に下がるんです。

しかも、作った絵本をKindleで販売すれば、収益化だって夢じゃない。

最初は戸惑うかもしれませんが、AIのお力を借りながら、絵本作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

子供たちに夢と感動を与える絵本を、ぜひ世の中に生み出してくださいね。