ChatGPTの得意な分野の一つがプログラミング。

AIだから当然ですが、プログラミングが得意なChatGPTなら、学習にも活用できるんです。

ChatGPTでプログラミング初心者でもできること

ChatGPTの登場でプログラミング初心者の僕でも色々なことができるようになりました。

人工知能の力を借りればプログラミングの自動化やコーディングの効率化が可能になるんですよね。ここではChatGPTを使うことでプログラミング初心者ができるようになることを紹介していきます。

自然言語でのプログラミング自動化

ChatGPTを使えばプログラミング言語を知らなくても自然言語で処理内容を説明するだけで、自動的にコードを生成してくれます。

例えば、「ユーザーに名前を入力させて、『こんにちは○○さん』と表示するプログラムを作って」とChatGPTに伝えると、次のようなPythonのコードを生成してくれました。

name = input("あなたの名前を教えてください:")
print(f"こんにちは{name}さん")

プログラミング言語の文法や関数の使い方を覚えていなくてもChatGPTが自動的にコードを生成してくれるので、初心者でもプログラミングに挑戦しやすくなりますね。

コードの生成とカスタマイズ

ChatGPTに作りたいアプリやシステムの要件を伝えれば、それに合ったコードを生成してくれます。

しかも、生成されたコードはそのまま使うだけでなく、自分でカスタマイズすることも可能。

例えば、「電卓アプリを作りたい。足し算、引き算、掛け算、割り算の四則演算ができるようにして」とChatGPTにリクエストすると、下記のようなPythonコードを提案してくれました。

def add(a, b):
   return a + b

def subtract(a, b):
   return a - b

def multiply(a, b):
   return a * b

def divide(a, b):
   if b != 0:
       return a / b
   else:
       return "ゼロ除算エラー"

print("電卓アプリへようこそ!")
while True:
   print("1. 足し算")
   print("2. 引き算")
   print("3. 掛け算")
   print("4. 割り算")
   print("5. 終了")

   choice = input("操作を選んでください (1-5): ")

   if choice == '5':
       print("電卓アプリを終了します。")
       break

   if choice in ['1', '2', '3', '4']:
       num1 = float(input("1つ目の数字を入力してください: "))
       num2 = float(input("2つ目の数字を入力してください: "))

       if choice == '1':
           print(f"{num1} + {num2} = {add(num1, num2)}")
       elif choice == '2':
           print(f"{num1} - {num2} = {subtract(num1, num2)}")
       elif choice == '3':
           print(f"{num1} * {num2} = {multiply(num1, num2)}")
       else:
           print(f"{num1} / {num2} = {divide(num1, num2)}")
   else:
       print("無効な入力です。1から5の数字を入力してください。")

これをベースに「割り算の結果を小数点第2位まで表示するようにしてほしい」「履歴機能をつけたい」など、自分の要望をChatGPTに伝えていけば、コードをどんどんカスタマイズしてくれます。

プログラミング初心者でもChatGPTとの対話を通じて理想のアプリを作り上げられるのです。

エラー原因の特定とデバッグ支援

プログラミング学習者を悩ませるのがエラー発生時の原因特定。

初心者には難しいエラーメッセージの意味をChatGPTに聞けば教えてくれます。

 

また、コードを書いたけどうまく動かない時もそのコードをChatGPTに見せればデバッグのアドバイスをくれるんですよね。

どこが間違っているのか修正方法まで提案してくれるので、初心者でもスムーズにデバッグできるようになります。

コードの最適化・リファクタリング提案

動作するコードはできたけどもっと良い書き方はないのかな?

そんな時はChatGPTにコードを見せて改善案を出してもらうのがおすすめ。

 

変数名や関数名の付け方、処理の重複をまとめる方法、ネストを浅くする書き方など、初心者が気づきにくい観点からコードの最適化やリファクタリングの提案をしてくれます。

ChatGPTのアドバイスを参考にしながらコードを磨いていけばプログラミングスキルの向上にもつながりますね。

ChatGPTを使ったプログラミング学習のコツ

ChatGPTを活用すればプログラミング学習を効率的に進められます。

ただし、AIまかせにするのではなく正しい使い方をすることが大切。

ここではChatGPTを使ってプログラミングを学ぶためのコツを3つ紹介します。

的確な質問で効率的に学ぶ

ChatGPTに質問する際は聞きたいことを具体的に伝えることが大事ですね。

例えば「HTMLについて教えて」と大まかな質問をするとChatGPTも端的な回答しかしてくれません。

「HTMLでテーブルを作る方法が知りたい」「SEOを意識したHTMLの書き方のコツは?」など、知りたいことを具体的に聞くことでより詳しく的確な回答が得られるはず。

ChatGPTの回答を鵜呑みにせず自分で検証する

ChatGPTはとても賢いですが、時に間違った回答をすることもあります。

だからこそ、ChatGPTの言葉を鵜呑みにせず、自分でも調べて検証する姿勢が大切なんです。

 

例えばChatGPTにPHPでユーザー認証機能を作る方法を聞いたとします。

ChatGPTが生成したコードをそのまま使うのではなく、ネットで情報を調べたり、実際にコードを動かしてみたりして確かめましょう。

アウトプットを重視した学習を心がける

プログラミング学習ではインプット(知識を入れること)よりもアウトプット(コードを書くこと)が大事。

ChatGPTに質問して知識を得るのはいいのですが、それで満足せずに学んだ内容を元にコードを書く練習を積むことが肝心。

 

上手くいかない時はChatGPTにアドバイスをもらいつつ、自分の手を動かして学んでいきましょう。

インプットとアウトプットのバランスを取ることでプログラミングの理解が深まっていくはずです。

ChatGPTでのプログラミングの注意点・デメリット

ChatGPTは強力な味方になってくれる一方でいくつか注意点もあります。

便利なツールではあるものの万能ではないということを理解しておきましょう。

完璧なコードではない可能性がある

ChatGPTが出力するPythonやJavaScriptのコードは動作はするけれど完璧とは限りません。

変数名が抽象的すぎたり、例外処理が不十分だったりすることも。

 

だから、ChatGPTで生成したコードをそのまま使うのは危険なんですよね。

自分である程度コードをレビューし、必要に応じて修正することが大切です。

セキュリティ面での懸念

ChatGPTに企業の機密情報を含むコードを投げると情報漏洩のリスクがあるので要注意。

また、ChatGPTのコードをそのままシステムに組み込むとセキュリティホールの温床になりかねません。

 

Web開発などセキュリティが重要になる場面でChatGPTを使うのはあまりおすすめできないですね。

セキュリティの専門家にチェックしてもらうなど慎重に扱う必要があります。

過度な依存はプログラミングスキルの向上を妨げる

ChatGPTに頼りすぎるのは逆効果だということも覚えておきましょう。

あらゆることをChatGPTで済ませてしまうと自分の頭でプログラミングを考える力が身につかないんですよね。

知識があってもコードが書けない、いわゆる「ペーパープログラマー」になりかねません。

 

プログラミングは手を動かして習得するもの。

ChatGPTにはサポートツールとしての利用にとどめ、基本は自分の力でコードを書く練習を積むことが大事だと思います。

まとめ:ChatGPTを活用してプログラミングを習得しよう!

プログラミング初心者にとって、ChatGPTは心強い味方になってくれます。

  • コード生成で効率的に学習
  • エラー原因の特定やデバッグのアドバイス
  • コードの改善提案

など、プログラミングのあらゆる場面でChatGPTの力を借りることができます。

 

ただし、頼りすぎるのは禁物。ChatGPTをあくまでサポートツールと捉え、自分の手を動かしてコードを書く経験を重ねることが何より大切。

ChatGPTという心強い見方を味方につけながら、楽しくプログラミング学習を進めていきましょう。